2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

《山の中-絵》

「山の中」の絵を描きました。

《山の中-1》

《山の中-1》 朝も早よから、何の因果で、二人で車に乗り込んで、わざわざ山中を白浜までドライブやと〜、あほか、と半目がちのS子を他所に「すっげー、河内方面が一望できるで、あの遠くの山って六甲山ちゃうん」とはしゃぐ羽田。朝日もまぶしい。「ラジオ…

展覧会を2つ観てきました

◎外島貴幸[Other Logic]を六本木のストライプハウスギャラリー(展示は明日まで)。彼の目線はドコを見てるのか、なかなか不思議で、ニヒルなのか、ユーモアなのか、センスが良いのか、変態なのか、頭が良いのか、虚弱なのか、アイロニーなのか、よく分かり…

《パノラマとパラレルワールド-5》

《パノラマとパラレルワールド-5》 「閏年が3回あったから、3653人目やろ」と、羽田が紺と墨の縦縞の着流し姿で再登場。「昨日来た、まさみは火星に住んでるとか言うてたし、その前のまさみは、ズーと何か食ってた。最も、俺の知ってたS子はもっと素朴…

信貴山

信貴山には、子供のときから遠足や初詣にチョクチョク行ってました。近かったから。その頃のお目当ては、真っ暗闇でスリルが楽しめる本堂の戒壇巡り。土産のホンマに硬い堅焼き煎餅と丸っこい干し柿。 そんで、何年か前に「あれっ?この信貴山って、あの信貴…

《パノラマとパラレルワールド-4》

《パノラマとパラレルワールド-4》 「〈何せうぞ、くすんで、一期は夢よ、ただ狂へ〉とでも、言うかしら」 「・・・何になるだろう、まじめくさってみたところで。どうせ、一生は夢だ。ただ、狂えばいい? ・・・分かんないわ。分かるわけないわ。さっきか…

《パノラマとパラレルワールド-3》

《パノラマとパラレルワールド-3》 今日は絵で描いてみました。 (余談ですが、トンボの36色色鉛筆で、色の四角をエッチラオッチラ描きました。子供の頃は12色のしか持ってなくて、36色とか持ってる子がめちゃめちゃ羨ましかったなぁ。)

《パノラマとパラレルワールド-2》

《パノラマとパラレルワールド-2》 まさみの知ってるS子は、まさみが本当だと言うことを、絶対に笑い飛ばしたりしない。まさみのことを、〈まさみ〉と呼び捨てにしない。足がガクガク震えた。 でも、何とか、あのS子に状況を理解してもらわないと、どうにも…

《パノラマとパラレルワールド-1》

《パノラマとパラレルワールド-1》 昨日のことがまるで思い出せない・・・あれ?・・・そうじゃない、・・・、昔のことがさっぱり思い出せない・・・。あらま、これは記憶喪失だわ。 まさみは、困った状況のはずなのに、なんだか晴れ晴れとした気持ちになっ…

ばら

ときどき、田原さんから『香料百珍』という素敵な手紙が届きます。その手紙の「No.3[ローズオットーの秘密]」をきっかけにして、「薔薇」を音で分解したり、五十音表に当てはめたりしながら、少し前に作った文章です。 --薔薇-- 場・葉・芭・羽・歯・馬・婆…

《イントロ 其の3》

今日は、夢に出てきた魚を描きました。時々、夢の中に柏原市の了意川や長瀬川っぽい所が出てきます。この2つの川は、大和川の支流で柏原を横切っています。 了意川は、川幅も狭いし浅いです。夏は水がいっぱい流れてますが、冬は大和川から塞き止められてて…

《イントロ 其の2》

《イントロ 其の2》 やたらに顔を舐められている? まさみはビックリして目を開けた。何かが、ベットの脇から飛び退いて、部屋を出て行った。 「犬? ・・・人間?・・・いや、犬?」 海の絵が飾ってある白い壁、薄い水色の布団、木のテーブル、椅子には、…

《イントロ 其の1》

『やまひこ』をもう少し。「ヤマビコ」と通常は発音する。漢字は幽谷響、山彦、呼子とも書く。こちらが叫んだことを、そのまま返してくる。人が「わっ」と言えば、この妖怪は「わっ、わっ、」と言いながら山や谷を飛び歩く。天邪鬼や覚という奴にも似てる。…

「やまひこセブン・ツウ・セブン」です。

「やまひこ7・2・7(仮)」は、考え中の作品のタイトルです。ブログの中で、制作日記を書いていこうと思います。別のことも色々と載せる予定です。よろしくお願いします。 ☆『やまひこ』は山彦です。山で「ヤッホ〜」と呼びかけると「ヤッホ〜ヤッホ〜ヤッホ…