NY①

11月19日〜12月1日の間、行ってきました、英語も喋れんのに、なんでか、ニューヨーク。

いや、メインは、ouch galleryの展示[It is a tree]のために。
NYって、なんやかんやで、NY舞台の映画も沢山あるし、ガイドブックもあるし、イメージにかなり近いんじゃないかなと。
地下鉄で歌を歌ったり演説をブチカマして小銭を集める芸人がいたり、
何を食べたらそうなるんだろう?っていうくらいカッチョ良い人や、
同じく、何を食べたらそうなるんだろう?っていうくらい太ってる人が居たり、
東洋人も沢山居て、ホントにいろんな国から来た人で溢れている。
ちょうど行った季節が良かったようで、大きいオークの木が紅葉してたのと冬支度で急がしそうなリスがピョンピョンわんさかいて、ほのぼの。
あと、室内は完全禁煙だけど、屋外では道の角や歩きながらタバコ吸ってる人が結構いて喫煙可能でした。

んで、ヘロヘロな日記ですが、暇つぶし程度で取りあえず半分どうぞ。(あ、写真あんまり撮ってないのにちょっとデータ消えちゃった・・・。)

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11/19(金)
成田空港からニューアーク空港、12時間の空の旅・・・。
機内食3回。まぁまぁです。
夕方出発で、時差のおかげで、その日の夕方に着くっていうアメージングな。
宿は、ouchi galleryの紹介で「ムーンパレス3号店」という日本人経営の日本人ドミトリーに泊りました。
宿は、日本人ばかりで、短期の人から長期の人まで、クラブに遊びに行ったりやブランド物のアウトレットモールで買物をしてNY観光を楽しんでる人たち。アメリカの英語学校や大学に行ってる人や、服の買い付けに来てる人なんかもいて「I ♥ NY」という感じの若者がいっぱい。「I ♥ NY」なら楽しいお宿。http://www.moonpalace-ny.com/
そう言えば、カフェの店員さんとかも「楽しんでるか?ハッピーか?」って挨拶のように言う。観光地だからって訳じゃなさそう。


11/20(土)
朝食、パンとコーヒー。
メトロポリタン美術館へ。
地下鉄のチケットがうまく通せず(ちょっとコツがいる)、駅係のおばちゃんに助けてもらう。
美術館の前に、セントラルパークをウロウロ。とても立派な公園。屋外スケート場もある。ランニングしてる人もわんさか。犬の散歩をしてる人がわんさか。いろんな犬がワンさか。リスはリスさか。
近くのcoffee shopでコーヒーとチョコマフィン美味。
いざ、メトロポリタン。
コレクションが質量共に異常・・・。
オセアニアゾーンで撃沈。
一先ず、外に出て、一服。屋台でホットドックとココア。
アジアの日本ゾーンでは、国宝級の品揃え(ってココにあって良いのかい?)・・・。俵屋宗達の屏風が格好良すぎ。
で、絵画ゾーンでまたまた撃沈。ホントにビックリする作品群。
セザンヌピカソマチス・モネ・マネ・ブラック・ボナール・ヴィヤール・クレー・カンディンスキー・ホッパー・・・・・・・・・・・・・・・・
約7時間ぶっ通しで、くらくら。
メトロポリタンを出てから、フェルメールを見れてないことに気付くが、戻る気力無し(後日見た)。
宿に戻って、2時間気絶。
夕食、宿がギリシャ人街にあっったので、ギリシャ料理店へ。グリークサラダ・カラマリ(イカのフライ)・ムサカ(ひき肉とナスのホワイトソースグラタンみたいなの)。大量、とても美味。

11/21(日)

朝食、パンとマフィンとコーヒー。
タイムズスクエアー辺りを見物。渋谷と新宿と難波混ぜて、デッカくしたみたいな都会。
とりあえず、ouchi galleryに下見がてら、前の人の展示を見に行く。
ギャラリーオーナーのアリサさんにイロイロ説明してもらう。
なるほど。
スタバでカプチーノ
んで、銀行休みで、トラベラーズチェックの両替できず・・。
所持金が少なかったので、宿に戻り両替してもらう。
ヘロヘロで電車に乗って出かける気になれず、宿の近所(アストリア地区)を散策。
イーストリバー沿いのAstoria Parkに行く。
川の向こうに、「This is the NY!!」という感じの風景が見えてキレイでした。
そうNYの川は大きくて、橋がとても立派で魅力的でした。
帰り道に駅前のマックに入ってみる。チーズバーガー・・・。日本のがまだマシかも・・・。
99セントショップで12色サインペンとトレペ買って、宿の部屋でお絵描き。



11/22(月)
朝食、サブウェイ。日本より美味。
ouchi gallery に搬入しに行く。
ouchi galleryは Brooklynにある古いアパートメントビルの5階にあるギャラリーで、エレベーターが年期入っていて、中にお兄ちゃんがいて運転してくれる。階段で上ると結構キツい。
ギャラリースタッフのケンとネスタが手伝ってくれると言ったけど、場所を見て各作品の設置のバランス決めるタイプなので、昼から夜までかかって自力で展示。
よく考えると今までの個人展示って、倉庫の跡地だったり、Blanclassだったりで、完全なホワイトキューブって初めてなことに気付く。
そして、ケンとネスタアメリカ人なのに、とてもシャイな人たちでかえって安心。
宿に帰ると、オーナーの大介さんという人がいて、手作りカレーをゴチそうになる。
将来NYでギャラリーをやりたいアート好きのイケイケドンドンな方でした。
クルクルしたので、また近所お散歩&部屋でお絵描き。


11/23(火)

デジカメのレンズが引っかかって出なくなったので、ホームデポ(ホームセンター)に精密ドライバーを買いに行く。(ケースを開けたけど直せなくって、でもなんかグッて引っぱったら直った・・・)
個展の記事が出てるというので、ファミリーマーケットという所でサンケイスポーツNYをピックアップする。
ブルックリンでトラベラーズチェックを両替すべく、アメックスを探しまわる。そしたら、アメックス自体は見つからず、でも、[CHASE] という銀行で手数料無しで両替してくれることが判明。[CHASE] 銀行は街の至るとこにある・・・。
日本から撤退したウェンディーズを発見しハンバーガー食べる。日本より美味しかった。
ouchi gallery に行き、作品の値段付けをする。これは相変わらず、どう付けて良いのかよく分からんので悩む。
悩んでるとouchi gallery にホッティという看板娘の黒チワワが興味深そうに近寄って来る。
とりあえず、値付表(プライスリスト)を渡し、近所のaudonpainというカフェでコーヒーを飲む。
galleryに戻り、ミーティングでイロイロと喋り、オープニング突入。
イタリア人アーティストのVITOさんや世界旅行中のコリィアのチェンさんやポーランド人アーティストのJACEKさんや写真家のMariusさん、ムーンパレスのオーナー大介さんスタッフのアヤノさん、宿に泊ってるお客さんも何人か来てくれ、ouchi gallery のスッタッフの方々もいて、割と賑やかでした。ありがとうございます。
http://www.flickr.com/photos/ouchigallery/sets/72157625495179350/ でオープニングの様子見れます。


11/24(水)

MOMAへ。
朝食にMOMA近くのアメリカンなカフェで、ベーコンエッグサンドとコーヒー。ベーコンがカリカリで美味。
道の屋台で焼き栗、美味。
で、MOMAも凄し。現代美術のコレクションも素晴らしく。
ウォーホル・ジャスパー ジョーンズ・デュシャン・デ クーニング・・・・
カルダーの日本では見たことないタイプのモビール作品が素晴らしく。
日本人アーティストの作品は、入っていきなり村上隆
田中敦子の砂浜で円を描いて行くビデオ。
キッチンという企画のコーナーに出光真子のビデオ作品。
あと、横尾忠則のポスター作品がありました。
で、ここにも、セザンヌピカソマチス・モネ・マネ・ブラック・ボナール・ヴィヤール・クレー・カンディンスキー・ホッパー・モンドリアン・・・・・・・・・・・
写真作品も大量にありました。
途中、美術館のカフェでカプチーノと何か複雑な名前の料理(説明にはパンとチーズと香草がどうしたこうしたみたいな感じで書いてあって、昼時メニューだからピザみたいなのかサンドイッチ的な物をイメージして頼んだら、クリームチーズとデカイ薄焼きクラッカーみたいなのが出てきた)。
チーズはかなり美味しかったけど、どうも1人で食べる量ではなかったみたい・・・。日本でもそうだけど、美術館のオシャレメニューは不親切だ・・・。
うちには名前だけでは何の料理かさっぱり分からんのさよ。いや、勘で注文したのが悪いのだけどね・・・。
(そういえば、どの店もメニューに写真って載ってないし、見本サンプルも無かった。外国人観光客が多そうだから写真付ければ良いのにと思った。)
見るのに、また7時間かかって、結局、地下のフィルムシアターと別館PS1(駅も離れている)に辿り着けずに、撃沈。
朝から晩まで歩き詰め。またまたヘロヘロ。
夕食、タイ料理。チキンスープのビーフンと焼き飯。アジアは美味。
宿に戻りしな、白人の兄さんにタバコせびられる。
1本あげるとドコからきたかと聞くので、日本からだと言うと日本製品は素晴らしいと言っていた。

11/25(木)

サンクスギビングとかで、祝日。
とりあえず、美術館とかはすべて休み。
ブロードウェイのプロスペクトパーク行く。
ここも良い公園。アメリカの公園は立派だ。
紅葉。リス、リスリス、水鳥、渡り鳥、鳩鳩、カモメ、とネズミ。
雨がパラパラ、と思ったら霙、冷たい雨が本降り。
きゃー、寒い。近くの駅にたどり着いたら、地下鉄のチケット自販機がCoinしか使えなくって、Coinが足りない・・・。
(っていうか、1ドルって札もあってお釣りとかも札で出るくせに・・・。しかも、この地下鉄のチケット自販機はかなり曲者で、乗車料金が一律2ドル25セントなんだけどコインしかダメとかお釣りは6ドルまでよとかいいよる。なのに無人駅が結構ある。NY舞台の映画とかで改札のバーを乗り越えるシーンがあるけど、そりゃ飛び越えるわな〜って思った)
両替するにも駅のカフェもサンクスギビングで休んでるし、どうしたもんかね・・・と困ってると、駅で誰かを待ってる風の赤ちゃん抱いたお母さんとそのお母さんの2人連れの黒人さんが、「どうしたの?」って感じで話しかけてきた。「いや、コインが無くって」という様なこと答えると、「まぁ、アンンラッキーね。」と言われ、確かに・・・と思ってると、2人は自分の持ってるチケット(多分、月極とかの載り放題のやつ)を改札機に通して、駅の中に入れてくれた。それで、お金を払おうとしたら「良いわよ、別に」と手を振ってくれたので、お礼を言って電車に乗った。
外国で親切な人に会ったので嬉しかった。ラッキーだ。
宿の近くのコーヒースタンドが開いていたので、カプチーノ買う。美味。
晩ご飯も近くのインド人経営のカレーショップでマトンカレーとサラダとナンを買って宿の部屋で食べる。結構美味。