「何個目かのボッチ」

当日準備中

11月14日、BlanClassで「何個目かのボッチ」をやってきました。
見に来てくださった方々、ホントにありがとうございました。
BlanClass主催者の小林晴夫さんから、「パフォーマンスをやってください。」と頼まれたときに。思わず「はい。ぜひ。」と答えてしまいました。
よくよく考えると2年ぶりのパフォーマンス。
準備段階になって、「なぜ、私は、やるって言ってしまったのだろう・・・。」と後悔と緊張でなんどもクラクラしながら、文章を選んで台本にしたり、装置を作ったり、文字を書いたり、家で練習したりしました。
でも、やってみると、楽しかったです。見に来てくれてた人たちも、やさしくて、楽しんでくれて。
しかも、こうしたらもっと面白いとか、これは次に気をつけようとか、こんな装置はどうだろう?とか、朗読のための衣装とか方法とか考えてて、またやろうとしてる自分が可笑しい。
そうそう、前まで、絵とパフォーマンスを一緒に見せようとしてたのだけど、そうすると、イメージを補いあってしまって、何て事なくなる。どうにかすれば、相乗効果が生み出せるのかもとも思ってたのだけど、上手くいかなくて、いまいち、それで?ってなる。だから、いい方法が思いつくまで別々にしようって思った。それもスッキリして良かったと思う。その方がアイデアが上手くいく。
んで、次の課題が明快になった。なので、もう少し、別々にやってくと良いと思った。


BlanClassのHPのYouTubeで、少しパフォーマンスの映像が見れます。ついでに、パフォーマンス終了後にインタビューがあったのだけど、その様子の映像も少しあります。なんでか、インタビュアの小林晴夫さんが、「岡田さんの作品はインタビューしにくい」と困ってました・・・。しかも、途中、客席から何度も笑いが起ってたし・・・。

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それと、音を「オト」ではなくて「オン」のが、しっくりくると、前に書いたのだけど、「オン」って使ってる例えがないか調べたら、文楽太夫が色んな人物を演じ分ける方法として『音(オン)を真似る』という風に言ってたそうだ。なんとなく、なるほどと思ったのだけど。
人の声というものは、かなり複雑な工程で発し分けられている。
そして、様々な感情や情報を伝えるために、とても器用に声を使い分けて話している。
一時期、50音表や同音異義語のことをずっと考えていたのだけど(今もときどき考えているのだけど)、私は、そういう「オン」で、自分が表現したいものを上手く揺さぶり出せるじゃないかって思って、朗読のパフォーマンスをしてしまうのかもしれない。
「オン」という人の声で、言葉を遊びたいのだと思う。