「回想のヴィトゲンシュタイン」

「回想のヴィトゲンシュタイン」を見に四谷アート・ステュディウムへ。
岡崎乾二郎氏の3分×10×2のジャスト1時間(フィルム交換時間込み)の8mmをデジタルリマスターした20年前の映画作品。
岡崎さんの制作の根本的なデッサンやエスキースのような作品でした。
ヴィトゲンシュタインは命題の一つに「語りえないことについては人は沈黙せねばならない」とした人だけど、20年前の岡崎さんは、あえてそれを語る方法を思考してたんだって思いました。
そして、その答えを出し続けてるんだと思いました。
映像の中で「頭に脳みそがいっぱい詰まってれば、悲しいことがないのに」という感じの文字を見たときに、何故だかドキっとしました。