清水次郎長伝

1952年制作の「清水次郎長伝」の映画をDVDを見ました。
広沢虎造は好きで、浪曲CDで時どき聴きます。
映画も、虎造の浪曲と名調子に合わせて、ドラマが繰り広げられて新鮮に感じました。
広沢虎造が、例の神田の生まれのおっちゃん役で出演してます。
 でも、浪曲CDと映画は同じ物語で、どっちにしろ勧善懲悪な時代劇ではあるんだけど、ずい分と受け止め方がかわるなぁと思いました。
映画の方が、映像と音声があって、情報量が多いのに、見ながら物語以外のことが気になりました。閻魔堂のだまし討ちのシーンでも、11人に追い詰められた石松の髷が乱れて、落ち武者みたいになって・・・、丁髷って妙な髪形だなぁとか、そもそも刀で斬り合うというのは、いったい何なんだ?とか見ながら考えてました。
浪曲や朗読や音声だけで受け止めると、頭の中で映像を作ってくから、他の事考える余地がないのかなと思いました。