かたちくるひ 

 横浜のBankARTに、吉川陽一郎さんの展覧会「かたちくるひ」に行ってきました。
 
 今回の作品は、栗林にある作品と繋がってる。確かに、黒い細い鉄枠で組まれた構造物には、鉄枠に止められた星のような白テープの結界で、栗林の空気が溜まっていて、目に見えるような気がした。吉川さんは「空気(言葉)」を「かたち」の中に溜めることの出来る不思議な人だ。
 今まで、幸運なことに『この人に会えて本当に良かった』と思える人に何人か出会えてるんだけど、吉川さんもその一人。
吉川さんの展覧会は、いつも「見に行こう」というより「会いに行こう」という感覚で家を出る。それは吉川さん本人ではなく、作品に会いに行く。今日は、運良く本人にも会えてすごく嬉しかったんだけど、本当は作品に会えるだけでも充分嬉しいんだと思う。「作品に会いに行く」って、ちょっと変な感覚かもしれない。
吉川陽一郎さんの[かたちの考察]のホームページです。(中にある「昆虫記」は、めちゃいいです。)
「ラテルナ・マギカ」
 http://www.02.246.ne.jp/~tora-y/