ナスカ

 国立博物館に「ナスカ展」を見に行ってきました。地上絵のインパクトよりも、ナスカの土器やタペストリーの保存状態の良さに驚きました。0〜350年頃の物が沢山展示されていたのですが、ほぼ当時の状態を保ってました。図柄がとても素敵でした。日本の同時期は、弥生〜大和朝廷の時代になりますが、やっぱり出土品に彩色まで残っていること稀です。さすが、乾燥した砂の土地のなせる技だ。ナスカやインカの人々は、日本人の7割と同じく西アジアの人種だそうで、となると縄文時代・古代の民族の動きが気になる今日この頃。
 しかし、やたら地上絵をミステリアス、ミステリアスと連呼しなくてもいいのにな。2000年前って、そんなに昔かいな? 「ラスコー」が2万年前で、「ウィレンドルフのヴィーナス」が3万年前でしょ、ピラミッドも4500年前で、クレタ文明も4000年前辺りか、日本の土偶も5000年前やし、他にも例をあげるときりが無いけど、俗に言う原始人の呪術的美術や文明遺跡としては、割と普通な気がする・・・。オーパーツ(場違いな遺物)っていうけど、それもどうなんかいな? あっさり、「すっげーぞ、大昔の人!」って、認めちまうとアカンのかな?現代人の科学の方が絶対的にスグレてないと、なんか困るんかいな?


画像は「水面を見る7人組」です。