マティスとボナール

マティスとボナール 地中海の光の中へ」を見に神奈川県立近代美術館 葉山へ。
目が回ってしまった。
離れて見るとちゃんと1枚の絵画(人物や風景や静物)に見えるんだけど、近づくとマチエールを持った絵の具(色)でしかなくて、しかもそれが光なもんで、クラクラしてしまった。
スナップ写真のように切り取られているんだけど、凍結されてない。モヨモヨと画面が動く。時間軸の中にある存在。写真というより映画のフィルムのコマみたいなものかもと思った。
ボナールが「絵画、それは視神経の冒険の転写である。」というし、
マティスが「私はただ自然を奴隷のように写すことなどできない。私は自然を解釈し、絵画の精神に従わざるを得ない。私は色調のあらゆる関係が見出されたとき、そこから生き生きとした色彩の一致、音楽の作曲に似たハーモニーが生まれる―」という。
そりゃ、見てれば目が回るか。


で、美術館の側の海岸で巻貝の化石?発見。
石とか貝がらとかも拾って帰りました。