熊谷守一美術館

池袋にある《熊谷守一美術館》に「行きたい行きたい」と思いながら、やっと日曜日に行ってきた。
住宅街にあるコジンマリとした味わいのある美術館だった。
「蟻の絵」を見ていたら、蟻を見てる時と、同じ気持ちで絵を見ている自分に気づき、ハッとした。
蟻を見ているときの気持ちというのは、
「お、蟻んこさんや。」とか、
「お、何か運んだはるわ。」とか、
「お、デッカイ蟻んこさんや。」とか、
「お、単独ウロウロ蟻さんや。」とか、
ほぼ、ただ見たまんまの感想と、見ているという事実だけ。

見ているという事実。

描かれている見ているという事実。