『透明人間』

 井の頭公園で赤テント公演。私は初めて見たけど、言わずもがな『唐十郎』。
正直、予想の範囲内でしかない。時代とズレてしまったアンダーグラウンドの世界。風化した前衛。
一生懸命練習された長台詞。メインの若い役者達にどうしても華がない。上手いんだけど、それだけ。近頃の若者はホントに良い人みたいです。
ラストの挨拶だけに出てきた唐十郎、それを拍手で称える観客との一体感は、一種異様で素晴らしかった。それだけでも、チケット代の3500円分位は充分楽しませて頂きました。
 ・・・嗚呼、アバンギャルドは何処へ・・・
なんつって。