《空いた場所-2の2》

《空いた場所-2の2》
「同じ比重・・・」とつぶやき、おそるおそるS子は足で空間を探った。もったりと包み込まれる。オイルマッサージ?ボアっとしたものがS子を支えている。とりあえず、車を降りてもまっさかさまということはなさそうである。よっと、思い切りよく空中に体を預けるように車から飛び出した。「!!っ」ヤバイ散ると思った瞬間、S子は空間にとけた。